昔々、1年間だけ宗教の布教をしたことがあった。
その時は、若いということもあり自分というものが、分からなくなっていた。
北は北海道、南は宮崎県まで、布教したことがあり、とても辛く、楽しくもあった。
神様〜と願うこともあったが、見えるわけでもないので、
何にすがったらいいのか分からないまま、日々布教していた。
そこで得たことは、私には放浪癖があるのかもということ。
一定の場所にいるより、いろんな場所へ行けることに喜びを感じていたから。
そして、病は気から、ということを実証できたこと。
風邪をひいて発熱してしまったけれど、布教へ行った。
背中がぞくぞくしていても姿勢を正して、大丈夫とずっと自分に言い聞かせていたら、
数時間したら平熱に戻った。
薬も何も飲んでいないのに治癒するということは、本当に病は気からなんだと納得した。
その後、新興宗教にもはまったが、そこで得たことは、私には宗教は必要ないということ。
その後、学問の弟子入りをする。難しく厳しかった。
でも、そこで目に見えない様々なことを教わった。
日々の生活の中で、ふっと教わった言葉が蘇ることがよくある。
あの時分からなかったけれど、こういうことだったんだと妙に腑に落ちることがある。
ヒプノセラピーもNLPも、こういうふうに、自分の見方を変えればいいんだと、生きるコツを学んだ。
そして今は、チャネリングを教わり、目に見えないエネルギーを感じている。
不思議な世界だけど、当たり前なのかもしれない。
昔、神様〜と言って敬っていたけれど、神様のエネルギーとつながって感じることができる、もっとフランクな精神状態でいいんだということを理解できた。
今までの経験があったからこその理解なのだと思う。
随分時間はかかったけれど、どんどん深めていきたいと思うこの頃である。